【厨房靴】疲れ・足裏の痛みを改善

厨房靴(衛生長靴・コックシューズ・ホールシューズ)を履いて、長時間の立ち仕事をされている人の多くが、疲労感や足裏の痛み、腰痛、ひざ痛に悩まされています。

疲れないとアピールしているコックシューズや、市販のインソールを試してみたものの「効果はイマイチ…。」そんな人も、たとえ支給品だったり、安価な厨房靴でも、疲れや痛みを大きく改善できるかも知れませんよ!

厨房靴での疲労感と足裏の痛みに悩む人はかなり多く…
厨房靴での疲労感と足裏の痛みに悩む人はかなり多く…

 

厨房靴が疲れる・足裏が痛くなる原因

飲食業はもちろん、食品を扱う現場で働く人にとっては欠かせない履物、厨房靴。(衛生長靴・コックシューズ・ホールシューズ)

ネットで検索すると「疲れない」とアピールする厨房靴や、市販の既製品インソールなどの商品が数多くヒットします。

逆に言い換えれば、多くの人々が厨房靴(衛生長靴・コックシューズ・ホールシューズ)での疲れや足裏の痛み、腰痛、ひざ痛に悩んでいることが分かります。

 

厨房靴が疲れる原因

スリッポンタイプのコックシューズやホールシューズと、白が選ばれることの多い衛生長靴。

いずれを履くかは、水や湯を多く扱うか否かなど、働く現場よって分かれるところです。ただ、いずれも靴紐などで靴を足にフィットさせることが出来ないこと、通気性が無く蒸れること、この2点は食品を扱う現場に求められる衛生面から、やむを得ないのはご存じの通りです。

靴底が滑る

いずれの現場も水や油で足元は滑りやすい状態。新品の時はある程度踏ん張れたものの、すぐに靴底が劣化して足元が滑るように。

具体的には感じていないものの、身体は安定しません。このため、身体のバランスを保とうと、無意識のうちに必要以上に踏ん張ります。この踏ん張りが疲労感に直結しています。

靴の中で滑る

厨房靴は靴紐などで足にフィットさせることができません。このため、靴の中で足が滑り、前後左右にズレ動きます。

そして、通気性に乏しく、湿気が過多気味なことも足の滑り、動きに拍車をかけます。

そのため、足指に無駄に力を込めて踏ん張る状態が続き、筋肉を疲労させます。

 

無意識に足元の滑りを抑えようと、膝やお尻の筋肉を使ってバランスを取ります。そのため、全身の疲労感だけでなく、腰痛や肩こり、ひざ痛などへも繋がります。

厨房での仕事で感じる疲労。それは、滑る靴と靴の中で足が滑る、足元が不安定であることが最大の原因です。

  

厨房靴で足裏が痛くなる理由

厨房靴を履いて働く人の多くが「中指の付け根あたりに痺れるような痛み…。」、「かかと付近がピリッ・チクッと痛む…。」、「土踏まずから足首付近が痛い、疲れた感じ…。」などの足裏の痛みにも悩まされます。

クッション性に乏しい

衛生長靴・コックシューズなどの種類を問わず、厨房靴は衛生面が重視されます。そのため、買い替えの頻度が高いこと、安価な商品が多いことなどが厨房靴の特徴です。

安価に製造するため、コスト面から素材の原価や複雑な製造工程は抑えられます。

靴底のクッション素材や、張り合わせる接着剤などは油分や水分による劣化が激しく、厨房靴に用いても長持ちしないという事情もあります。

このため、いずれの厨房靴も、靴底はゴム系素材で作られています。ぐねぐねと柔らかい感じはするものの、クッション性には乏しく、歩く度にコンクリート打ちなどの硬い床面に足裏は打ち付けられている状態です。

中指の付け根あたりが痺れる

立ち仕事の特徴として、手元の作業を見下ろすことが多いことが挙げられます。

姿勢はいつも俯き加減、身体の荷重バランスは自然と前寄りになります。つまり、中指の付け根付近で多くの体重を受け止めています。

このため、いつも前足部への負荷・圧力が高い状態です。

前足部への負荷は、前足部がジンジンと痺れる中足骨骨頭痛に直結します。また、靴中の足の滑りも手伝って、前足部の足裏にタコ魚の目ができます。

かかと付近がピリッ・チクッと

足裏のかかと付近にピリッ・チクッとした痛み。

毎日という事でもなく、長時間、または連続勤務が続いた翌朝などに痛みを感じる…

それは、足底腱膜炎(足底筋膜炎)という疾患かも知れません。前屈みの姿勢、体重過多、靴中での靴底を掴み締めるような動きなど、足の裏の筋肉、主に土踏まず部分を酷使したことで、かかとと足指の付け根をつなぐ筋肉または腱が断裂し、炎症を起こしています。

土踏まずあたりが疲れる、痛みを感じる

土踏まずあたり、または足首やくるぶしあたりが疲れる、痛みを感じる…。それは、厨房靴が原因なのではなく、多くは扁平足が原因です。

体重過多や運動不足、加齢などにより足裏の筋肉が衰え、足の骨格を支える力が弱くなっている扁平足は、慢性的に疲れやすい、体がだるい、腰痛膝が痛い肩凝り、足が重い、足の裏にタコ魚の目ができるなどの症状を併発します。

 

痛みは足からのSOS

いつもの厨房靴でいつも通り仕事をしていて、突然、または時々、あるいは頻繁に足の裏に痛みを感じるようになったら要注意。

何らか足の疾患が始まっている可能性大!

これまでほとんど感じることの無かった痛みを感じるようになったのは、足の裏の筋肉と腱の衰え、足形の変形、体重の増減や姿勢などの身体的な変化による影響、厨房靴の劣化や靴下との相性、履き方にも問題があるかも知れません。

 

 

厨房靴の問題を解決する

厨房靴での仕事で身体に生じるトラブル、疲れ、痛みなどの原因をまとめると

に要約できます。以下、それぞれの対策について見て行きましょう。 

水や油で靴底が滑る

厨房靴が支給品の場合や、衛生長靴の場合はやむを得ないかも知れません。

また、いくら「滑らない、疲れない厨房靴」に買い替えても、数週間程度で靴底の防滑性能は劣化して滑り始めます。

床面と靴底の清掃、特に油分をできるだけ除去するだけでも、滑りは大きく改善できる可能性があります。

通気性に乏しく蒸れる

残念ながら、穴を開けるわけにも行かず、我慢する以外になさそうです…。

ただ、通気性や防湿効果のあるインソールを使用する。湿気の吸収に優れた綿素材の靴下を着用する。靴下を履き替える。などの工夫は十分に有効です。

靴の中で足が滑る、動く

ユルユル・ブカブカの厨房靴だと、靴の中で足は滑りっぱなし。

先ずは、自身の足のサイズ・ワイズに合った厨房靴を履くことが重要です。

甲や履き口の踵に市販のパッドを貼る、厚手の靴下を履いて少しキツめに履く。それらの対処で、ある程度フィット感を上げることはできます。

最も簡単で、いずれの厨房靴にも有効な対処方法はインソールを敷くことです。

できるだけ足裏の凹凸にフィットする形状、表面が滑りにくい素材のインソールにすれば、効果を得られやすいでしょう。

硬い床面と厨房靴のクッション性

床面の硬さは如何ともしがたいものです。厨房靴のクッション性を上げるにはインソールの挿入が最適です。

市販のインソールで十分な効果は得られますが、必要以上に柔らかいものは逆に効果薄。ある程度反発する感じのインソールの方が高い効果を得られます。

前屈み気味な姿勢と長時間の立ち仕事

前屈み気味な姿勢で長時間の立ち仕事、足と脚への負担が大きいことは間違いありません。

足が浮腫んだり、だるい感じになる、同じ姿勢で長時間立ちっぱなしでいることで、脊椎(背骨)が垂直方向の負荷を受け続けるために腰痛に悩まされることが多いなど、厨房靴が原因ではなく、立ったままでの長時間の仕事、に潜在的な原因があります。

立ち仕事での足の疲れ・だるさ・腰痛の原因と対策」も参考に、仕事中の姿勢やストレッチなどの改善方法を試してみるのも良いでしょう。

オーダーメイドインソールで厨房靴の悩みを解消

足元が滑ることで足と脚の筋肉は緊張状態が続く。

無意識に膝・太腿・臀部・腰で身体のバランスを取り続ける。

長時間の前屈み気味な姿勢での立ち仕事が、足裏の痛みだけでなく、足の疲れ・だるさ・腰痛・肩こりなどに直結している可能性も大いにあります。

そこでお勧めしたいのが、既製品の中敷とは違う、ひとり一人の足の裏にピッタリ合うように成型する「オーダーメイドインソール」です。

オーダーメイドインソールの効果

普段は地面に接していない土踏まずを下支えし、衰えている足裏の筋肉を補うことで足の裏全体で荷重を受け止めることができるようになります。

足裏の筋肉の不必要な緊張・硬直を解放、立つために必要な足裏アーチの機能を補うことで身体バランスが良くなり、足~脚の筋肉の不必要な緊張を解消します。

また、筋肉と腱が足の裏~ふくらはぎ~ふともも~腰~背中~肩~首まで、背中側を繋ぎ連動しているため、足の疲れ、筋肉の緊張は背中側のすべての筋肉を緊張させてしまいますが、足裏の筋肉を補うことで疲れを改善し、身体バランスの改善と合わせて、腰痛や肩こりはもちろん、全身の疲れを軽減させる効果も大きく期待できます。

ひとり一人の足の裏にピッタリ合わせて熱成型し、厨房靴の中でインソールが動かないように加工しますから、フィット感抜群の立体的な形状と合わせ、靴の中で足が滑る、動くことに多くの原因がある全身の疲労、足の裏の痛みの解消も大きく期待できます。

 

厨房靴を持ってお越しください。

今お履きの厨房靴にオーダーメイドインソールを使ってみませんか?

先ずはお悩みを伺い、厨房靴を拝見しながら問題点を探り、改善策としてのインソールの効用説明と試着体験。

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1足(両足)で15,400円~17,600円と少しお値段は張りますが、これまで延べ15万足以上の実績と経験、効果には自信があります。

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2023年3月20日をもって閉店いたしました。