成人女性の8割弱は浮き指!

立ったり歩いたりする時に足の指がしっかりと踏ん張れていない、床面・靴の中底から足の指の全部、または一部が浮いてしまっている状態のことを浮き指(うきゆび)と言います。

躓きや転倒のリスクが高く、筋肉や関節にかかる負担が慢性的な肩こりや頭痛、腰痛などの不調を起こしている可能性もあります。また「脚が太くなる」とも言われたりしますが…

 

浮き指の症状・原因

浮き指は先天的なものではなく、主に身体の成長が著しく骨格の基盤が形成される幼児期(2~6歳頃)の靴と歩行、足の発育状況に原因があるとされていて、世代間の生活習慣の変化から中年未満の世代に多く見られる症状です。

足の指が地に接しない浮き指
足の指が地に接しない浮き指 画像©ネイルスリー

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の論文「浮き趾の実態とつまずき・転倒の関連」によると、16歳から49歳の男女155名を対象とした実態調査で、実に男性66.0%・女性76.2%もの足に浮き指(指上げ足・浮き趾とも言います)の症状が見られたとの記載があります。

浮き指は病名・医学用語ではなく、何がどのような状態であれば浮き指なのかについて確かな定義はありませんが、同論文の中では「立位時に足趾が地面に接しておらず、歩行時に足尖まで体重移動がおこなわれない状態」とし、「前方で身体の加重を受け止められないために重心がかかと寄りとなるため足元が安定せず、歩行時に不必要な力が必要となる」「床面に接地していないため指への刺激が少なく、身体バランスが崩れる」「歩行時に転倒しやすい」と記されています(要旨要約)。

本来、身体の荷重はかかと・足の指の付け根・足の指の3点で支えられ、歩く時にもかかと・指の付け根・指の順に荷重を移すことでスムースに前へ進むことができるのですが、足の指の全部または一部が地に接していない状態が身体の重心をかかとに片寄にすること、歩行時には前方への荷重移動を妨げることなから身体軸のバランスは崩れて不安定になってしまいます。

浮き指になる原因として、以下のような足の骨格・筋肉の発育・成長を妨げる靴、足形を変形させるような靴と歩き方が挙げられます。

  • 幼児期にあまり歩いていていない(足裏の筋力、特に母指内転筋が弱い)
  • 大きすぎる靴(靴の中ですべってつま先が当たる)
  • 小さすぎる靴(指先・筋肉・骨格を締め付ける)
  • 先の細い靴(両脇からの圧迫で中指や薬指が浮く)

幼児期と限らず、特に筋肉量が少なく骨が細いことやヒール靴などを履くことの多い成人女性も浮き指になりやすいので要注意です。

 

浮き指の調べ方

ご自身の足は健康な足だと思っています?何の疑いも無い、自分が浮き指であることを知らない、気付いていない方が大半!

正確に診るためには専用の機器を用いて“足底圧フットプリント”を撮る方法が一番ですが、真っすぐに立ち、誰かにつま先を見てもらう・鏡で見る・自撮り棒を使って撮影するなどの方法で自身で様子を見ることはできます。ただし、一見接地しているように見える、歩くと機能していないなどの事もあるので、見た目だけでなく、しっかり指先に圧がかかっている(指が少し押しつぶれている)かどうかに注目してください。

左右合わせて10本の足指が地に接していない、浮いていることは稀です。左右どちらかの人差し指と中指だけ、小指だけが浮き指というケースが多く、成人女性の場合は左足の人差し指または中指に最も多く見られます。

 

身体の不調は浮き指が原因かも

足指が浮くことで重心がかかと寄りになることで、身体の姿勢は骨盤が過度に前傾する反り腰や、首が身体よりも前に出て背中が丸くなる猫背、さらにそれらの姿勢から肩が内側に巻き込まれる巻き込み肩(巻き肩)や、首骨のカーブがなくなるストレートネックにも繋がっていきます。

悪姿勢で日常生活を続けると首や肩、腰の周りの筋肉に負担がかかり、腰痛や肩こりなどになりやすくるのはご存じの通りですが、猫背や反り腰は背骨が不自然に曲がる、骨盤が大きく傾く状態となり、自律神経が圧迫されてしまうこととで頭痛・眠れない・動機や息切れ・めまい・のぼせ・立ちくらみ・下痢や便秘・冷え・イライラや不安感など、様々な不調が現れることもあります。

また、身体の荷重をかかとと指の付け根の2点で支えているため、足の裏にタコや魚の目が出来やすく、足裏の横アーチが崩れる開張足に繋がります。さらに開帳足は外反母趾内反小趾とも密接な関係があり…

最近の研究では、浮き指が歩行時の前方への荷重移動を妨げる、足の指に圧が加わらないことが足の指の機能や運動能力を低下させ、歩行時の躓きや転倒しやすいことに繋がることも明らかになっています。

また、浮き指になると足の爪が適度な圧力を受けることができないため、確実に巻き爪になって行きます…

 

脚が太くなる⁈

かかと寄りの重心、身体の荷重を足の裏全体で受け止められない、悪姿勢などから、不安定になった身体のバランスを補うために足と下腿、お尻などの筋肉を必要以上に使うことで筋肉が発達し、筋肉が脂肪を蓄え脚は固く太くなる…

少し前にNHKの「きょうの健康」で放映され、話題となった“浮き指が脚が太くする”は全くの間違いとも言えません。ただ、下腿や臀部の大きな筋肉はその程度でどうこうなるものでもありません。

脚が太いことをお悩みの方、残念ですが“浮き指”が主な原因では無さそうですよ。

 

浮き指を改善

浮き指は“かかと寄りの重心を修正する”、そして“足指を使って歩く”ことで改善できます。

先ずは足の裏の真ん中に身体の重心をもってくるため、猫背気味の人は顎を引いて胸を張る、反り腰気味なら僅かに腰を前へ出し、真っすぐな立姿勢を意識します。真ん中かどうか、良い姿勢かどうかは、軽く数回ジャンプして前後へ移動しなければOKです。
歩き方は普段より小股、かかとで着地・小指の付け根・親指の付け根と荷重を移し、最後にしっかり親指で蹴りだします。

靴は縦横サイズが足に合っていることはもちろん、歩行に適した靴でなければ意味がありません。

 

最適な靴とインソールを提案します。

当店では、専用の測定器を使って“足の長さ”と“ “足の周囲長”、一般的な靴屋さんでは測らない“足の幅”を正確に計測、さらに“足底圧フットプリント”を撮り、浮き指はもちろん、足の健康状態を細かく確認し、浮き指を改善するために歩くことにの適した“足に合った靴”をご提案させていただきます。

また、足元を安定させ、歩行時の荷重移動をスムースに行うことをサポートする、浮き指を改善するための歩行の効果を最大限に得るための、お客様ひとり一人の足に合わせて熱成型した立体形状のオーダーメイドインソールと合わせ、じっくり時間をかけてお悩み解消のお手伝いをいたします。

日常の足や靴の悩みを解決!

 

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