足の大きさが左右で違う 原因・治し方・靴選びと調整法

左右の足の大きさ、サイズや幅がで違うことを気にしている。

靴を履いた感じが左右で違う、どんな靴も片方の足だけが痛い…

左右の足の違い、左右差に悩んでいる、靴選びに困っている人は以外と多く…

足のサイズに左右差があるのは特に珍しいことでもありません。
足のサイズに左右差があるのは特に珍しいことでもありません。多くの場合は「左足が大きく、右足が太い」。答えは記事中に

足に左右差があるのはなぜ?

測ってみて初めて分かる程度から、一目で左右差が分かるほどまで。

左右の足のサイズや足幅が左右で違うことは決して珍しいことではありません。

日本人のおよそ6%の人が、左右の足が靴のサイズにして1サイズ(5mm)程度大きさが違います。また、足の幅(足囲)は、およそ25%もの人が左右で5mm以上違うという研究報告があります。

足長が1cmほど違うこともそれほど珍しくありません。2cm近くも違う人もいるくらい。むしろ、足の大きさに左右差の無い人は800人に一人程度とも言われ、珍しいのです。

どんな靴を履いても「いつも片方が緩い」または「片方だけ痛い」を何とかしたい。足の左右の大きさの違いを治したい。

そのためには、その原因を知ることが近道です。

足に左右差ができた原因としては

  • 生活習慣
  • 利き足と軸足
  • 足の疾患
  • 大き目の靴、緩い靴
  • 先天性・怪我・病気

などが挙げられます。順に見て行きましょう。

生活習慣

日常生活の中の無意識の行動や姿勢の悪さが原因で、身体のバランスが崩れていると、左右の足の大きさや幅に違いを生じる原因になります。

例えば、カバンは必ず左右どちらかの肩にかける、または左右どちらかの手で持つ。足組は必ず左右どちらかに組む。

筋肉量の違いや姿勢の悪さから、身体の左右のバランスが崩れ、重心が左右のどちらかに偏ってしまいます。

次の「利き足と軸足」にも関係しますが、偏っている側の足は大きく、幅広になり易い傾向があります。

利き足と軸足

手に右利き・左利きがあるように、足にも利き足があります。

手と同様に、早く、器用に動かせる側の足が効き足です。

例えば、歩き始めに無意識に踏み出す足、ボールを蹴る方の足が利き足、機能足とも言います。

利き足と逆の足を軸足、または支持足と呼び、身体を支えています。

不器用な感じ、役割が不明瞭な感じから遊び足なんて不名誉な呼び名も。

日常では、手のように利き足、軸足を意識することはほとんど無いでしょう。無意識のうちに左右で役割を変え、軸足で身体を支えながら利き足を動かしています。

よく動かす利き足は筋肉が発達します。軸足に比べて土踏まず(内側縦アーチ)と甲は高くなる傾向があります。ただ、しっかり踏み出す、横方向へ力をかけることも多いなどから、軸足と比べて足囲の大きい、太い足になります。

逆に、多くの体重を支える軸足は、土踏まず(内側縦アーチ)が低下(足裏の筋腱群が疲弊により伸びてしまう)します。

結果として、左右の足のうち、軸足は前へ伸びてサイズが大きくなります。

足の疾患

体重を支えている軸足は、土踏まずが低下し易い状況にあります。

そして、土踏まずが低下はかかとを外反(足が内側に倒れる)させることが多く、扁平足になり易いと言えます。

また、扁平足、または扁平足気味になると、前足部への荷重の割合が増えます。

前足部への負担が増えると、足指の付け根を繋ぐ靭帯が伸びて(足裏横アーチの崩れ)、前足が平たく幅広な足になります。この状態が開張足という足の疾患です。

扁平足と開張足は足の骨格構造が崩れて(乱れて)いる状態です。それら自体も足の疾患ですが、問題は外反母趾内反小趾など、足形の変形にほぼ直結するということ。

開張足、外反母趾、内反小趾。これらの足の疾患は足幅を大きく広げてしまいます。

大き目の靴、緩い靴

多くの人が履きやすいと思っている緩い靴、スポッと脱ぎ履きしている靴。

そんな靴は靴の中で足が滑るので、軸足は無駄に力を込めて踏ん張ります。足裏の筋腱群は疲労し、土踏まずの低下を招きます。

それだけではなく、横ズレするため足の小指側への負荷が増えます。

小指側への過度な負荷は、足幅が外側へ広がってしまう原因。さらに、靴の幅に余裕があり過ぎるため、足幅の外側への広がりを抑えることが出来ません。

軸足は前足部が平たく広がる開張足に、そして、小指が内向きに曲がる内反小趾になります。

  

左右どちらか片方の足だけが痛い

足の大きさ、幅に左右差がある人は、片方の足だけ「親指、または小指が痛い。」「中指の付け根あたりに痛みを感じる。」などのトラブルを抱えがちです。

大抵の場合それは左足。なぜなら、日本人の多くは右が利き足で、左が軸足だからです。

軸足は、利き足と比べて筋腱群が弱く、足の骨格構造が崩れやすいため、足のトラブルを生じやすいと言えます。

左右どちらか片方の親指が痛いのは、土踏まずが低下し足が内側へ倒れるため。中足骨(甲の骨)を押し出す動きを伴うためで、外反母趾を進行させます。

小指が痛いのは、靴が緩く軸足の踏ん張りを支えてくれないことが主な原因。靴の中で足が先・外方向へズレることが小指側に過度の負担を強いています。

中指の付け根あたりに痛みを感じるのは、前足部への荷重過多から横アーチが崩れていることが原因。中足骨骨頭痛という疾患を発症しています。

 

足の左右差の治し方

大多数の人が足の大きさ、足の幅に多少の左右差はあります。

片足だけに痛み、あるいは、身体の不調を感じていないのであれば、特に問題は無いようにも思うかも知れません。

ただ、足の左右差は、足の筋腱群の衰え、骨格構造が崩れていることの現れです。つまり、それほど遠くない将来、足にトラブルを抱えてしまう可能性が高いと言えます。

つまり、左右の違いを治す必要はありませんが、その原因は排除すべき。そして、原因を正せば自然と左右差は無くなって行きます。

左右の足に違いが出来てしまった原因ごとに、左右差の解消、治す方法を見て行きましょう。

姿勢、身体の捻じれと偏り

自身の姿勢や身体の捻じれ、偏りなどを診ることは難しいので、誰かに手伝ってもらいましょう。

足を肩幅くらいに開いて真っすぐに立ちます。

真っすぐに立てているか
上体が捻じれていないか(前後上下に踵・腰・肩が平行か)
首と肩は傾いていないか
猫背や反り腰でないか

それらを、真後ろ、真横から観察してもらいます。

いずれかに該当する場合は、日常の何らかの癖が筋肉のバランスを崩している可能性があります。

いつもと違う方でカバンを担ぐ、足組の左右を変える。そんな僅かなことでも、捻じれは改善する可能性があります。

何にしても、自身の状態を知っておいて損はありません。多少意識するだけでも、随分と違いは出ます。

軸足を鍛える

無意識に一歩踏み出す、ボールなどを蹴る、足組で上にする側。左右の足のうち、こちら側が利き足です。

大抵の場合、利き足側は足囲が大きく、反対の軸足側は足長が大きい。

その原因は、足に左右差があるのはなぜ?で、また、軸足側に問題が多いことは左右どちらか片方の足だけが痛いで説明しました。

つまり、問題となっている軸足の足裏の筋腱群を鍛えることで、左右の差を小さくなることが期待できます。

具体的には、足指じゃんけんやタオルギャザー運動などが効果的とされています。

1cm以上違うなら測り直し

実は、自分自身で思っているほど左右に差が無い場合も多いのです。

ちゃんと靴屋さんで測ってもらったとしても、です。

軸足に良く見られる無意識に指を握る癖。指先が下を向いている状態だと1サイズ程度小さくなります。
無意識に足指を握る、指に力が入る癖(指先がひどく下を向いている)は、確実に足サイズを1サイズ程度小さくする。

例えば緩い靴を常用している人。

踏ん張る軸足は、いつも靴底をギュッと握って滑りを抑えようとしています。

すると、足指グーが癖になり、自然に立っているつもりでも、足指に力を込めてしまいます。

1cm以上の左右差がある人は、足指の力を抜くことをしっかり意識して測り直してみましょう。

ちなみに、足長と足囲は立った状態で測る必要があります。なので、自分一人では正しく測れません。靴屋さんでキッチリ測ってもらいましょう。(足の測定だけだったとしてもイヤな顔はしない、と思います。)

気長に続ける

日常生活の癖を意識する。足裏の筋腱を鍛える。

いずれも僅か数日で効果が出る、なんてことはありません。

数週間から数ヶ月、時々足を測定しながら気長に続けることが大切です。

それは、扁平足や開張足など足の骨格構造の崩れ、外反母趾や内反小趾などの足形の変形、中足骨骨頭痛ほか足裏の痛みなど、放置すると心配される将来の足の疾病の予防としても有効なのですから。

 

靴選びと調整法

足の長さが左右で違うからと言って、左右で異なるサイズの靴を買い求めることは困難です。

左右差を拡大させない、足のトラブルを予防すると言う意味からも、靴を選ぶ際には以下に気を付けましょう。

大きい方のサイズを選ぶ

足の足長(サイズ)が左右で違う場合、大きい方に合わせてサイズを選びます。

小さい方に合わせると、つま先が窮屈になり、足形の変形や屈み指になる可能性が高まります。

足の5本の指のうち、人差し指が一番長いギリシャ型の足形の人に限り、左右の中間サイズが合うこともあります。

細い方のワイズを選ぶ

足の幅(足囲)は、小さい方に合わせてワイズを選びます。

必要以上に幅広すぎると、靴の中の横滑りが軸足の幅を広げてしまうからです。また、現状より足幅が広がらないようにするためでもあります。

最初は多少きついと感じるでしょうけれど、靴の中で足指を動かすことが出来れば問題ありません。

履き感も、履き続けているうちに多少伸びて足に馴染んで行くでしょう。

紐靴など足を留められる靴を選ぶ

軸足の足裏の筋腱の疲弊、または、過度の外荷重が足の左右差を生む原因。

それらを抑えるには、靴紐をしっかり締めるなど、甲を抑えて靴の中で足が滑らないように靴を履くことが重要です。

パンプスの場合は甲ベルトのあるタイプや、履き口が大きすぎないデザインが良。そして、5cm以下のチャンキーなど安定したヒールが理想です。

また、靴底はしっかりと硬い靴の方がより効果が得やすいことも書き添えておきます。

 

今履いている靴の調整方法

足長が1cm(2サイズ)以上、足囲が6mm(1ワイズ)以上違うなら、靴の履き感に悩んでいるでしょう。

小さい足の方の靴に、以下のような調整をすると快適に歩ける、かも知れません。

足長の調整

大きい足に合わせた靴を履いているでしょう。小さい方の足は大きく前滑りしています。

前足部分だけに多少厚みのあるインソール(中敷き)やパッドを挿入すると前滑りを抑えられます。

かかとのパカパカは、靴のかかとに靴擦れ防止用のクッションを貼ると大きく改善できます。

これらの調整グッズは100均もので十分。ただ、しっかりと効果が得られるまで、いくつかのアイテムを根気よく試す必要はあります。

指が窮屈になるので、つま先パッドで足先のスペースを埋めるのは止めましょう。

足囲の調整

幅広の方に合わせた靴を履いているでしょう。細い方の足は前後内外にズルズルに滑っています。

前足部に3~4mmほどの厚みのインソール(中敷き)やパッドを挿入すると、数値的には1ワイズ分(6mm)靴を狭くできます。

インソールでの調整に違和感がある場合

サイズ・ワイズの調整として、片足だけにインソールやパッドを使う場合、厚みがあるほど左右の履き感に違和感を感じるでしょう。

また、靴全体に敷くインソールを用いる場合は、踵部分のフィット感が悪くなってしまう、インソールの厚みがかかとをパカパカさせてしまうかも知れません。

そんな場合は、靴の甲側にクッションを貼る方法に変えると解決できます。

特にローファーなどスリッポンタイプの靴の場合は、中敷よりこの方法が適しています。

ただ、靴中の甲側に貼るクッションなんて商品は中々見つからない、見つけたとしても大きさや厚みなどのバリエーションは少ないかも知れません。

形状や厚さが多様な100円ショップの靴調整用のパッド類
形状や厚さが多様な100円ショップの靴調整用のパッド類 画像©今日のお買い物

そんな時は、かかと用の靴擦れ防止用クッションを流用するのも一案です。中敷などクッション系の何らかを適当な大きさに切って、両面テープで貼るのもアリです。

大きさ、厚み、貼る場所など、工夫次第で大きく改善できる可能性は十分。

試してみる価値はありますよ。

紐靴はキチンと履くだけ

紐靴は調整する必要は無いでしょう。

靴に足を入れたら、つま先を上げてカカトをトントンと突き、踵をしっかり合わせます。

つま先を上げたまま、足先からしっかり靴紐を締める。

しっかり締めることが重要、ただそれだけ。

面倒でも、毎回キチッと靴を履くだけで足の左右差によるトラブルは大きく改善するでしょう。

 

50歳頃から左右の差は拡大

50歳あたりを過ぎると足の左右差が拡大する傾向が見られます。

特に、女性の場合はその傾向が顕著で、50歳以降の女性の足囲は利き足が軸足に比べて5~10mmも太い人の割合がおよそ5%も増加します。

それは、運動量の減少と加齢によって筋肉が衰えてしまうためです。

オーダーメイドインソールで予防・改善

左右で足のサイズが違う方には、足に合ったオーダーメイドインソールの使用をお勧めします。

  • 靴のフィット感が格段に向上
  • 立位、歩行時の身体バランスの向上
  • 足の骨格配列の乱れ(扁平足、または開張足)を整える
  • 外反母趾などの足形の変形を予防

など、足に左右差が生じてしまった原因と、それによる痛みや不調を正すことができます。

足の左右差をインソールで治す、矯正することはできません。

ただ、原因の改善は進行を抑制するのはもちろん、使用を続けることで左右差が小さくなる可能性はもちろん、様々な足の疾患の改善までも十分に見込めます。

50歳を境に、足は大きく変わって行きます。
将来の予防的な考えでのオーダーメイドインソールの使用もお勧めです。

 

左右の違いが大きくても、悩まずに履ける靴も提案できると思います。

ご相談や足の測定は無料です。お気軽にご来店ください。

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足の左右差の比率、右足が利き足、など資料:アシックススポーツ工学研究所「究極の歩き方