緩い靴が身体の不調の原因?!
多くの人が履きやすい、足に合うと思っている緩い靴、スポッと脱ぎ履きする靴。
肩こりや腰痛、疲れやすい、冷えやむくみなど、身体の様々な不調。実は、それらは緩い靴が原因の可能性大!
緩い靴が身体に及ぼす悪影響
ご自身の靴のサイズとワイズ(足囲・3Eなど)を測ったことはありますか?
大多数の人は、経験から「自分の足は〇〇cm」と勝手に決めつけているでしょう。そして、「自分は甲高だ」「幅広でないと窮屈だ」なんて勝手に思い込んでいます。
さらに、毎回の脱ぎ履きが面倒だからと、靴をスポッと脱ぎ履きしているでしょう。
そんな緩い靴を履いていると…
緩いと足が滑る、擦れる
靴が緩いと、足は靴の中で前後左右に滑ってしまいます。
靴のかかとがスポスポして靴擦れする。
擦れるので足裏の皮膚が硬くなる、タコや魚の目ができる。
親指、または小指の付け根の関節あたりが靴と擦れて傷みを感じる。
つま先に押し込められた小指と薬指が内向きに曲がる。
これらから、本当は緩いはずの靴を窮屈に感じてしまいます。
そして、もっと大き目、あるいは幅広の靴を買い求める。靴の中での足の滑り、擦れは大きく改善されることもなく…
足と脚は無駄に踏ん張る
足が靴の中で滑るのを嫌って、無意識のうちに足指で地面(靴底)を掴み締めます。
足裏の筋肉は緊張し続けます。それは、ふくらはぎの筋肉の硬直に繋がり、下腿の重だるさを感じさせます。
また、大股で力強く歩くとひどく足の滑りを感じるため、歩幅は自然に小さくなり、次第ペタペタと歩くようになります。
ペタペタ歩きは足首の蹴り返す動作が小さく、ふくらはぎの収縮が少なくなります。
足裏とふくらはぎの筋肉の動きは、血液を心臓へ送り返すポンプの役割を担っています。無駄な踏ん張りは、結果的に血流を悪くしてしまうため、足先に冷えを感じやすく、下肢にむくみを生じさせます。
足形の変形
緩い靴で足は滑り、無駄に力を込めて踏ん張ることで足裏の筋肉は疲労します。
土踏まずが低下すると足が内側へ倒れるため、扁平足や外反母趾といった足形の変形、足の疾病へと導かれてしまいます。
外反母趾で「母趾の付け根が靴に擦れて痛い…」からと必要以上に幅広な靴を履いていると、外反母趾はどんどん進行します。
O脚など、足の外側で体重を多く受け止めている人は、小指が内向きに曲がる内反小趾を進行させます。
全身の疲労感・肩こり・腰痛
足指には身体のバランスを感知し、バランスを保つ役割があります。
常に握った状態、しかも靴の狭いつま先に押し込められた足指。それでは身体のバランスを保つことが難しくなるのは当然です。
当人は自覚なく前後左右にふらつく身体。それを、足指の代わりに、無意識に膝やお尻などの筋肉を使ってバランスを保とうとします。
また、足指がうまく使えないと、自然と踵への荷重が多めになります。
荷重バランスの崩れから猫背姿勢、浮指になります。また、歩行時の蹴り返す動きが不得手になるため、巻き爪気味に。
そうなると、さらに足指が上手く使えない分、身体バランスが悪くなる悪循環…
つまり、緩い靴は身体の様々な筋肉の緊張状態を生みます。
全身の疲労感はもとより、肩こりや腰痛など、様々な身体の不調に繋がります。
緩い靴にインソールは効果ナシ…
様々な不調、悩みを解消したいと、インソールに関心を寄せる人も多いと思います。
ただ、市販の既製品インソールであれ、オーダーメイドインソールであれ、足とインソールが正しい位置関係にあってからこその効果です。
足が前滑りするような緩い靴では、効果が得られるはずもありません。
まとめ:緩い靴の問題点
緩い靴とは、サイズが大きい、ワイズが必要以上に幅広な靴。
または、靴紐などをキチッと締めないで靴を履く、あるいは、ローファーなど、靴紐などの無いスリッポンタイプの靴を言います。
自身に合ったサイズ・ワイズの靴を正しく履いた経験が無いため「靴ってこんな感じ…」と、間違った認識を持ってしまったことが悲劇の始まり。
様々な足のトラブル、さらに、まさか肩こりや腰痛、疲労感の原因が緩い靴にあったなんて。
そんなの誰も教えてくれないのですから仕方なかったのかも知れません。
緩い靴を履いていることだけが全ての原因ではないでしょう。でも、靴を緩く履くことはやめた方が良さそうなのは理解できたかと思います。
毎回の脱ぎ履きで靴紐を解く、締めるなんて面倒すぎて出来ない…
擦れて痛いんのは仕方ない…
では、どうすれば?
簡単にスポッと履けて脱げるのに、しっかり締まって足が滑らない靴…
そんな靴もあるんです♪
「一度履き始めたらやめられない!」とリピ買いされる方も多い靴。
数種類あるそんな靴の中から、最適な一足を、ぜひ試し履きして欲しいと思います。
サイズとワイズの測定はもちろん無料。
慢性的な身体の不調を解消したいと思っている方、お気軽にご来店ください。
2023年3月20日をもって閉店いたしました。