土踏まずの痛み 原因と対処方

足の裏が痛い…足の裏を押すと、朝起きて歩き始める時、夕方頃に、足の親指を反らせると、長時間の歩行や立ち仕事の翌日などの時に足の裏に痛みを感じるなら、足底腱膜炎(そくていけんまくえん)または足底筋膜炎(そくていきんまくえん)を患っていることが疑われます。

足底腱膜炎と足底筋膜炎は足の裏の痛みの代表的な疾患で、中高年世代が足の裏に感じる痛みのおよそ1割は足底腱膜炎(足底筋膜炎)とも言われています。

 

足底腱膜炎(足底筋膜炎)の症状と原因

土踏まずの痛み 原因と対処方
土踏まずの痛み 原因と対処方

朝の起床直後やしばらく座っていた後など、歩き始める時に足の裏やかかとが痛い。

少し歩くと改善する。

夕方になるとまた痛くなることがある。

長時間の歩行や立ち仕事をした翌日に足の裏が痛くなる。

足の親指を反らせると足の裏に痛みを感じる。

 

これらが足底腱膜炎(足底筋膜炎)の代表的な症例です。

足の裏はかかとから指の付け根が足底腱膜と足底筋膜という組織で繋がっていて、土踏まず(足裏のアーチ)を支えています。体重の増加や過度な運動、長時間歩いたり、普段より長く立ち仕事を続けるなどで土踏まずの負担がふえると、少しずつかかと部分の腱膜や筋膜が傷んで炎症を起こします。

一般的に炎症はすぐに自然治癒・回復するため症状しませんが、負担が大き過ぎた場合や、加齢にともなって自然治癒が間に合わない場合に“痛み”として発症します。また、中高年世代の場合は、足底筋膜または腱膜自体が弱っているため僅かな負担でも発症することがあります。

また、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱などの柔軟性がなくなる、硬くなると足底腱膜・腱膜がそれらに代わる動きをするため負担が増加することで発症することもあります。

足底腱膜炎と足底筋膜炎の違い

足裏の5指の付け根と踵を結び、引っ張り合う膜状の筋と腱。

足裏への強い衝撃や荷重を繰り返すことで、腱が細かく裂けてしまい炎症を起こすものを足底腱膜炎と言い、同様に筋が断裂してしまって炎症が起きている状態を足底筋膜炎と言います。

医学的には炎症を起こしている部位が違う、治療方法や痛みを感じる場所にも多少の違いがあるため分類されていますが、腱だけが断裂して炎症を起こすケースは稀なため、病名としては大抵足底腱膜炎と診断されます。

逆に筋肉の炎症という方が馴染み易いことからか、一般人は足底筋膜炎と呼ぶことが多いようですが、ほとんど区別の無い同じ疾患です(「足底腱膜炎と足底筋膜炎はどう違うの?」というご質問がありましたので加筆しました)。

 

足底腱(筋)膜炎になりやすい人

足底腱膜炎は分かり易く言えば足の裏の腱や筋肉の炎症です。足または下腿を使い過ぎる、土踏まずの形状に問題がある、多くは以下のような方が“痛み”という形で発症します。

  1. 中高年世代(足底筋膜自体が弱っている、下腿の柔軟性に乏しい)
  2. 扁平足(土踏まずが平な形状)
  3. ハイアーチ(甲高・土踏まずが高い)
  4. 外反母趾(指を使いにくい歩き方、多くは扁平足も併発)
  5. コンクリートなど硬い床面で長時間の立ち仕事をする
  6. ビジネスシューズやパンプスなどのクッション性が低い靴で歩きまわる
  7. 足への衝撃が多い運動・ランニングなどをする
  8. 体重の増加

30代以下の世代の場合は自然治癒・回復力も高いため、極端に足への負荷が高い運動や極度の肥満でない限りほとんど発症しません。逆に中高年世代、特に40~60歳あたりは自身の回復力の衰えの認知不足や、少々の無理を続けてしまうため、足底腱膜炎になりやすい傾向にあります。

 

足底腱膜炎の治療・対処方

過度の運動ほか、直近の行動で足への負担に思い当たる場合は安静にしていれば次第に炎症は和らぎ、痛みを感じなくなります。上記の足底腱膜炎になりやすい人の条件1~4に該当する、慢性的に痛む場合や、長年時折痛む場合ことがある場合などは、以下の装具療法、ストレッチとマッサージを続けることで改善を期待できます。

 

装具療法(靴にインソールを使用する)

扁平足・外反母趾など、足形の変形が見られる場合は、土踏まずの内側縦アーチをサポートするインソール(靴の中敷き)を用いることで、足への衝撃を吸収すると共に、足底腱膜の負担が軽減します。

変形した足形の場合、市販のインソールは必ずしも足の症状に合うと限らず、炎症を悪化させる可能性すらあります。

ストレッチとマッサージ

中高年世代(足底筋膜自体が弱っている、下腿の柔軟性に乏しい)の場合は、足底腱膜を補助する働きをもつアキレス腱のストレッチ(伸ばしてやる)を行い、柔軟にしてやることで改善します。また、土踏まずのあたりをマッサージする、足のつま先を手で反らす(土踏まずを伸ばす)のも、足底腱膜の柔軟性が改善すると言われています。

但し、ストレッチとマッサージは炎症を増大させてしまう可能性があります。痛みのある内は決して行ってはいけません。

医師による治療

装具療法と日々のストレッチ・マッサージを永く続けても改善が見られない場合は、整形外科医による診察・治療をお勧めします。

薬などで痛みを抑える、足底腱膜炎の原因となった足形の変形や足底腱膜の柔軟性について、リハビリテーションや先の装具療法(インソールの使用)で改善を図ります。

 

 

最適な靴とインソールで足底腱膜炎を改善・予防

当店では、正確な足のサイズを計測し、足底腱膜の働きをサポートする、お客様ひとり一人の足形に合わせたオーダーメイドインソールの製作まで、手間と時間をかけてお客様にピッタリな靴を提供いたします。

足底腱膜炎は、侮ると改善まで数年単位で長期化することもあります。まだそれほどにお悩みでなくとも、オーダーメイドインソールを使用することで、先々の予防効果も大きく期待できますよ。

 

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