ウォーキング・散歩で感染する可能性は?

新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか「屋外を歩く、散歩やウォーキング中に感染してしまわないか…」との不安を感じて外出を控えている方も多いことでしょう。

 

散歩やウォーキングは安全?

新型コロナウイルスは、およそ人の背丈程度の距離以内で15分程度以上の間にわたって人と接触した場合や、咳やくしゃみで生じた飛沫を体内に取り込んでしまう、または、飛沫が付着したものを触った手で顔に触れることで感染してしまうことはご存じの通りです。

それらは屋内で起こるリスクであって、屋外では飛沫が滞留することは無く、直接飛沫を受けるような事が無ければ、人との距離を十分に保った上での散歩やウォーキングで新型コロナウイルスに感染することはまずありません。

また、仮に何かの拍子にウイルスが付着してしまったとしても、 ウイルスは日光で死滅するためそれほど長くは残存せず、一般的に、屋外にはウイルスがほとんど残っていない状態であることも安心材料です。

 

呼気や汗から感染する可能性は?

散歩やウォーキングで歩くフィールドは、公園や河川敷などジョギングを楽しむフィールドと似通っているため、ランナーに出会うことも少なくありません。

走り去って行くランナーの荒い呼吸から吐き出された息や、ほとばしる汗から感染するのでは…と心配されている方もおられるかも知れませんが、屋外では呼吸による飛沫が滞留しないことはもちろん、汗が直接の原因でコロナウイルスに感染することはありません。

もしも同じペースで数歩前を歩く方がいたら…気になるようなら、少し立ち止まって距離を取れば何ら問題ないでしょう。

 

適度な運動で免疫力UP

精神的・肉体的なストレスが生じると病気になる可能性がわずかに高くなることは広く一般に知られています。

自宅にこもりがち、外出や外食などを控える生活が続くことで感じるストレスは、ゆっくりと時間をかけて歩くだけで随分発散できます。散歩でコロナウイルスに感染してしまうことはまずありませんので安心してリフレッシュしてください。

ストレス発散のための歩くという行為が過度なものであっては肉体的なストレスが発生してしまうので逆効果。毎日でなく週に3日程度、1回は30~60分程度にして、できれば歩行の内の1/3程度、時間にして10~20分間はギリギリ会話することができる位、今にも走り出してしまいそうになる位まで歩く速度を上げてみてください。

心拍数の上がる動きを僅かに取り入れる、適度な運動をすることで体内の免疫システムが働き、ウイルスを寄せ付けないようになる効果が期待できます。

ウォーキングの効果などについては「早歩きはランニングより高効率」「健康のために歩く」「ウォーキングの目的と効果」なども合わせて参照ください。

 

 

いつまでたっても終わりが見えてこないコロナ禍。「散歩やウォーキングでは絶対にコロナウイルスに感染しない」と保証できるはずもありませんが、皆さんの心身の健康に少しでもお役に立てれば…