パンプスを履くと疲れる・痛い…は何故?

デザインとカラーが気に入って購入したパンプス、しっかり試し履きをして確認したはずなのに、足が疲れやすいように感じる、少し長く歩くと足裏が痛くなる、靴擦れ、指が痛い…なんてことはありませんか?

パンプスを履くと疲れる・痛い…は何故?
パンプスを履くと疲れる・痛い…は何故?

働く女性とパンプスの悩み

東京・大阪の都心部で働く20~50代の女性400人を対象に実施した「働く女性のパンプスに関する実態&意識調査」アンケートによると、パンプスの着用頻度は67.3%の人が「週1日以上」履き、「週5日以上」パンプスを履くと答えた人が39.2%、週1日以上パンプスを履く人だけを対象とすると、ビジネスシーンでは66.9%の人が「大抵パンプスを履いている」と答えています。

悩み多きパンプス
悩み多きパンプス

ビジネスシーンでパンプスを履く理由の1位は「職場の雰囲気、環境(47.5%)」で、2位「女性らしく見えるから(43%)」、3位「足がきれいに見えるから(35.5%)」、以降「おしゃれに見えるから(33.8%)」、「仕事柄必要だから(32.8%)」、「自身の洋服の好みに合っているから(30.8%)」と続いています(複数回答)。

職場や取引先などでの雰囲気やマナーは守りながらも「綺麗でお洒落に見られたい」という意識から、働く女性の多くがパンプスを履いていることがわかります。

一方、パンプスを履く際の悩みとして最も多かったのは「疲れる(75.3%)」で、次に「痛い(49%)」、「歩きにくい(33.5%)」と続いています。また、11.5%の人は「ハイヒールを履きたいが痛いので諦めている」とも回答しています。

つまり、アンケートから働く女性の多くは見た目を重視するあまり、疲れや痛みについては「仕方ない」と半ばあきらめ、パンプスは我慢して履くもの理解していること、痛すぎる・歩きにくいなどの理由から比較的低いヒールのパンプスを選んでいる事が見て採れます。

 

パンプスを選ぶ際に女性が重視するポイント

アンケートでは「パンプスを選ぶ際に重視するポイント」を合わせて調査しており、全体では「足のフィット感(サイズ・痛くない)」が最も多く70.3%の人が重視しています。

但し、一般職の女性に限ると「足のフィット感」を74.6%の人が重視し、次いで「歩きやすさ、疲れにくさ」61.3%、「価格」50.8%と続いており、パンプスに見た目以外の多くの物を求めているのに対し、管理職の女性の場合は「デザイン・トレンド(おしゃれ)」が最も多く70.5%、「足のフィット感」を重視する人は半数の50%、「歩きやすさ、疲れにくさ」に至っては45.5%と半数以下。

一般職の女性のパンプス選びは「価格」に大きく左右されがちで、実際には見た目と価格からパンプスを選びがちなことから疲れや痛みを感じてしまうことも多く、逆に管理職の女性は、他人からの視線をより強く意識しているような回答にも見えますが、ある程度高額でも靴として信頼できるブランド、メーカーの靴を繰り返し選んで履くことで「歩きやすさ、疲れにくさ」は解決済みであるのかも知れません。

年収が高くなるほど7cm以上の高いヒールを履いている傾向が見られ、年収1,200万円以上の女性では40%が7cm以上の高いヒールを履き、1,000万~1,200万円未満では33.3%、以降年収に比例して徐々に下がり、最もボリュームの多い年収200万円未満の女性は僅か8.6%に過ぎないことからも、管理職の 「デザイン・トレンド」重視の傾向が見て採れます。

 

デザインと履き心地の両方を兼ね備えたパンプス

さらに「欲しいパンプス」についての設問では「デザインの良さも履き心地も両方兼ね備えたパンプス(66.5%)」の回答が最多、次に「ヒールがあっても疲れにくく、痛くならないパンプス(60.5%)」と、「おしゃれ」と「履き心地」を両立できるパンプスを望んでいることが判ります。逆に言うと「おしゃれ」と「履き心地」は「両立しない」という認識であることが判ります。

以上、靴の輸入販売業「ロックポート ジャパン」によりインターネットで2018年7月に実施された「働く女性のパンプスに関する実態&意識調査」 アンケートより要約・引用

 

疲れない・痛くないパンプスの選び方

パンプスを履くと足が疲れやすいように感じる、痛みを感じるのは、サイズが合っていなかったり、パンプスの選び方が間違っているのかも知れません。

ヒールが高すぎたり、重心が合っていないパンプスを履くことで必要以上に足に負担がかかっている、足の指先の形状とトゥのデザインの相性なども疲れや痛みに繋がっている場合もあります。

また、足に合っていないパンプスを履き続けていると、以下のような足の疾病にも繋がります。

  • 外反母趾
    足の親指が外側に曲がってしまい、突出した親指の付け根あたりが靴と擦れたり圧迫されて痛みを感じます。たとえ痛みが無くとも、靴の足先に圧迫感を感じます。

    外反母趾とパンプスについては「外反母趾に悩む人のパンプスの選び方」にまとめましたので合わせて参照ください。

  • 内反小趾
    足の小指が内側に曲がってしまう外反母趾の小指版。同じように擦れたり圧迫で痛みを感じ、靴の幅が狭いと感じ易く…

  • 開張足
    体重の多くを足指の付け根あたりで受け止めているため、甲の弧が潰れて平たくなり、足幅が広がって行きます。開張足は外反母趾の主な原因の一つなので要注意。

  • 中足骨骨頭痛
    パンプスの薄い靴底は地面への衝撃を吸収できず、直に足裏へ伝わってしまうことで足の中指の付け根あたりに痛みや痺れを、足が重く感じるようにもなります。

  • 足指の重なり・むくみ
    パンプスの中で足は前滑りしてしまい、細く狭い靴先に足指が押し込まれてしまいます。足指は隙間なく接してしまい、前足部全体が圧迫されてしまうことで浮腫みの原因にも

  • ウオノメタコ
    足の裏、側面、足指の先などが靴の中で擦れて皮膚が硬くなってしまうこと。胼胝(タコ)や魚の目が出来てしまうのは靴が足に合っていない、パンプスの場合は前滑りしていることも原因に

  • 靴擦れ
    靴の一部が足と擦れることが続くことで擦り剝けてしまうこと。多くはサイズが大きい、大きく前滑りしている、またはかかとや履き口の形状が足と合っていないことでおこります。

これらの足の疾病は、疲れやすさや痛みの原因となっています。
 

失敗しないパンプスの選びのポイント

疲れにくい、痛くなりにくい、外反母趾などの足形の変形や足の疾患を予防するためのパンプスとは?ざっと列挙すると

  1. 正しいサイズ・ワイズを選ぶ
  2. 自身のつま先の形状と相性の良いトゥデザインを選ぶ
  3. 前滑りしにくい形状と安定したヒール
  4. 甲の開口部は小さめ、足指を包むデザイン
  5. 踵と靴底がしっかりしているもの

良く分からない項目もありそうですね。具体的に見て行きましょう。

 

1. 正しいサイズ・ワイズを選ぶ

パンプスに限らず、靴はサイズ(足長・5mm刻み)とワイズ(足囲・EEなどの記号)を目安に、履き心地などを試し履きで確認して購入します。でも、そのサイズとワイズは測ってもらったものですか?

パンプスを履いた状態でつま先立ちをすると踵が浮く、履き口に指が入る、つま先に余裕が無く足指が押し込まれている、よく足首をぐねる、これらはサイズ、またはワイズが合っていない証拠です。

欲しいパンプスの幅が狭いと感じて、ワイズに合わせて大き目のサイズで選ぶと踵がカパカパします。サイズは合っていてもワイズが広すぎると身体の左右バランスが取り難いため歩きにくく、疲れます。いずれの場合も靴中で前滑りしてしまい、靴の先端へ押し込まれてしまった足指が上手く使えないため、足裏に疲れを感じるようになります。

ほとんどの方と言っても間違いないくらい「自分は〇〇cmのEE」なんて感じで勝手に思い込んでます。正確なサイズ・ワイズは靴屋さんで時間にして5分ほど、もちろん無料で測ってくれますから、一度キッチリ測ってもらいましょう。(量販店では難しいかも知れません)。

パンプスに限らず、靴はメーカーやデザインなどで同じサイズ・ワイズでも履き感は異なります。しっかり店員さんと相談し、正しいサイズ・ワイズのパンプスを選び、少なくても10分以上、歩いたりしゃがんだり試し履きをして確認することが大切です。
 

2. つま先の形状と相性の良いトゥデザイン

つま先の形状が足の形と合っていないパンプスは、足指にジワジワとダメージを与え続けます。試し履き程度の時間では気付かないのですが、自身のつま先の形と相性の良いトゥのデザインを選ぶことも失敗しないための重要なポイントです。

日本人の足のつま先の形状は大きく分けて「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」と呼ばれる3つのタイプに大別できます。それぞれのつま先の形状と特徴や注意点、相性の良いトゥデザインを見て行きましょう。

エジプト型

親指が最も長く、小指にかけて短くなっていくつま先の形状で、日本人に最も多くおよそ70%がエジプト型とされています。重心が外側に傾きやすく、外反母趾や内反小趾、O脚になりやすいという特徴があります。

エジプト型のつま先と同じ、親指の先を頂点に小指に向かって斜めのラインを描く「オブリークトゥ」、つま先の真ん中を頂点に、全般に丸く緩やかなカーブを描く「ラウンドトゥ」、大人っぽいキレイな雰囲気を求めるなら、ポインテッドトゥとラウンドトゥの中間、つま先がほっそりとした「アーモンドトゥ」がお勧めです。
 

ギリシャ型

親指よりも人差し指が長く、三角形のようなつま先の形状で、日本人のおよそ25%がギリシャ型とされています。つま先が窮屈な靴を履くと人差し指が曲がったまま硬直してしまうハンマートゥになりやすい、指先にタコが出来やすいという特徴があります。

ギリシャ型のつま先形状に似た、つま先の中央が細く尖った定番のデザイン「ポインテッドトゥ」、やや丸みを帯びた「アーモンドトゥ」であれば長い人差し指を圧迫しないので相性も◎。近年流行のスクエアトゥもやや細めのタイプなら問題なく、ギリシャ型はパンプス選びの苦労は少ないかも知れませんね。
 

スクエア型

全ての指の長さがあまり変わらないつま先の形状で、ご年配を中心に日本人のおよそ5%がスクエア型とされています。つま先が細いポインテッドトゥや斜めラインのオブリークトゥなどのパンプスを履くと、指を圧迫してしまい外反母趾や内反小趾になりやすく、身体のバランスが悪くなりがちで慢性的な腰痛や膝痛、肩こりに繋がります。

指先への負担が少なく履きやすい、つま先が角ばった形状の「スクエアトゥ」との相性抜群。ラウンドトゥに似た丸みを帯びたものや、つま先に向かって細くなるデザインではなく、より四角に近い形状であれば指の圧迫も少なく、長い時間歩いても疲れにくいでしょう。

余談ですが、平成世代以降ではおよそ40%程度がギリシャ型のつま先形状をしているそうです。また、靴を履かない時代の日本人男性の大半はスクエア型だったという研究結果も
資料:「大学生の足に関する観察的研究―足の外観的特徴および母趾外反角,足先の型について」ほか 

 

3. 前滑りしにくい形状と安定したヒール

ヒールは低い方が前足部・足指の付け根あたりの負担が少ないこと、前滑りしにくいことはご存じかと思いますが、土踏まずから踵にかけての靴底の前傾角度が一直線でなく、緩やかな曲線を描くことで踵部分が僅かでも水平に近づいていれば、やや高めの7cm位のヒールであっても踵がずれず、前滑りを抑えるだけでなく、踵で多くの体重を支えることができるため、足指と前足部への負担を軽減することができます。

また、ヒールの形状はピンヒールではなく、靴底の土ふまずの部分が途切れない「ウェッジソール」、ヒール径が太い「チャンキーヒール」がお勧めです。元々ヒールが苦手な方も安心して歩ける、足が前滑りし過ぎないよう、踵部分の前傾角度が緩やかに作られていることが多いこれらのヒールは、ピンヒールのパンプスと比べて踵でより多くの荷重を支えられること、靴の中での足の前滑りが少ないことなどから、靴底の目接地面積が広いたこともめに身体が安定し、歩き易く疲れにくくなります。
 

4. 甲の開口部は小さめ、足指を包むデザイン

履き口である甲の部分が大きく開いていて、足と脚が細く美しく見えるデザインが特徴のパンプス。締めひもや留め金は付いていないのですから、足へのフィット感はどうしても悪くなりがちです。

例えサイズやワイズを正しく選んだとしても、開口部が大きすぎては靴としての、アッパーの強度が足りず、足をしっかり包むことができませんので、パンプスの中で足はズルズルと滑りがち、踵が緩くカパカパして靴擦れしてしまったり、足首をぐねてしまうことにも繋がります。

特に足指部分が浅すぎるパンプスにはその傾向が強く表れ、スリッパにも似た履き心地のパンプスが脱げてしまわないよう、無意識のうちに足指が靴底を掴むように踏ん張っています。足裏の筋肉は常に緊張状態にあるため疲れを感じやすく、緊張は足裏から足首-ふくらはぎ-腰-背中-肩-首と腱と筋肉で繋がり…
 

5. 踵と靴底のしっかりしたパンプスを

靴の踵が脆弱(柔らかい)、足としっかりフィットしていないピンヒールのパンプスを履いていると、グラグラする足元と身体を、無意識のうちに常に膝や腰などでバランスを取っている状態が続きます。

パンプスに限らず、靴は踵が命と言われます。「良い靴の条件・選び方」にも書きましたが、しっかりとした作りの靴の踵に足の踵がしっかりフィットした状態が足を安定させ、踵の骨が倒れてしまうことが原因の一つである扁平足や外反母趾、O脚などのトラブルを防ぐとともに、無駄な筋力を使わずに済むため、足の疲れや痛みはもちろん、全身の疲労感も軽減されます。

また、パンプスはヒールが高いほど荷重バランスがどうしても前足寄りになってしまうため、長く歩く、立っているだけでも足指の付け根付近に大きな負担がかかります。前足部の靴底は薄く作られていることが多いパンプスですが、厚く硬い素材である方が望ましいことは間違いありません。接地の衝撃を和らげる工夫やインソールなどが挿入されているパンプスもお勧めですが、薄く痛みを感じそうなパンプスを市販の緩衝用の中敷を入れるつもりでサイズを上げての購入することは決してお勧めできません(フィットするはずがありませんから)。

 

足の悩みをオーダーメイドインソールで改善

足の疲れや痛みは本当にパンプスが原因なのでしょうか。休日にスニーカーを履いて出かけても疲れや痛みを感じるようなら、スニーカーを選ぶ時も「楽な感じ」を優先にしているなら、もしかすると足の疲れや痛みは、何らか足のトラブルが原因かも知れません。

パンプスが直接唯一の原因ではないものの、足に合っていない靴を頻繁に、長く履かれる方は何らか足にトラブルを抱えているはず。

お気に入りだけど痛くて履けない、疲れてしまうパンプスへまたは通勤や日常履く靴にオーダーメイドインソールを入れて歩くことで、痛みや疲れを改善しながら健康な足に少しづつ近づける、パンプス選びに悩まなくなれるとしたら?!

詳しくはオーダーメイドインソールで得られる効果インソールの作成だけも歓迎♪を参照ください。

甲ベルトのあるウォーキングパンプスもお勧め

ビジネスや就活でかなりの長時間を歩く方のパンプスの悩みは相当なもの。そんな方にお勧めしたい「ウォーキングパンプス」。

上質でソフトな牛革を使用し、フォーマルなシーンでも着用できるブラックのラウンドトゥデザイン。甲のやや太めのベルトが靴の踵にかかとをしっかり固定するので足にしっかりフィット。前滑りの防止効果で足指がつま先に当たったり、靴中で擦れたりズレたりすることがありません。

靴底はスニーカーに近い作りのソフトな足当たり、前足部にも厚みがあるため着地の衝撃も大きく緩和でき、足の裏全体で荷重を受け止められるために疲れにくく、歩きやすいことが最大の特徴です。

ヒール高3.5cm、重量片足約195gの軽量設計。一般的なパンプスでは難しいオーダーメイドインソールの挿入と合わせて、パンプスの疲れや痛みを解消しながら、外反母趾や内反小趾、扁平足、開帳足、巻き爪、タコ、ウオノメ、浮腫み、冷えなど、パンプスを履く事で痛めてしまった足の疾病やトラブルの改善も期待できます。

ムーンスター SP0030(オーダーメイドインソールセット)商品ページへ

合っていないパンプスをどうしても履きたい

デザインが気に入って買ったものの、痛くて履けないパンプス、100円ショップなどの対策グッズを色々試してみたものの…合っていないとは判っていても諦めたくないお気に入りのパンプスも、調整すれば履けるように、痛みや疲れも改善できるかも知れません。

ヒールの形状や高さやトゥデザインを変えることはできませんが、小さい、当たるが原因であれば、靴の幅やサイズを広げることができます。前滑りが原因であれば、オーダーメイドインソールを挿入することで解消できる可能性は十分あります。

先ずはお気に入りのパンプスを持ってご来店ください。足の健康状態のチェックと合わせて「お気に入りのパンプスを履ける」方法を一緒に探させていただきます。足の健康が問題で疲れや痛みを感じているようなら、そちらを改善する方が近道かも知れませんし、様々な改善方法の提案、アドバイスができると思います。

足の健康状態のチェックやご相談、サイズ・ワイズの計測は無料です。お気軽にご来店ください。

お気軽にお問い合わせください。052-228-961210:00-18:00 [ 火曜、第1・2・3水曜定休 ]

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