ローファーが痛い…女子中高生の通学靴を何とかしたい

女子中高生通学靴の定番、皆が履いている「ローファー」。

学校指定でなくても「制服と合わせやすい」「皆が履いている」などの理由で女子中高生から選ばれているものの、足の指先や足裏に痛みを感じる、マメや靴擦れの痛みを我慢し続けている女子中高生は数多く…

 

女子中高生の通学靴の定番「ローファー」
女子中高生の通学靴の定番「ローファー」

女子中高生とローファー

制服姿の女子中高生の足元は皆と言っても言い過ぎでない位、女子高生の2/3以上が通学靴としてローファーを履いています。

比率が高い理由は「制服との調和」「高校生らしさ」「脱ぎ履きしやすく丈夫」などから、男子校を除く中学・高校のおよそ60%もの学校が女子の通学靴として特定のローファーを指定、または指定は無くとも通学靴に黒のローファーを履くこを規定として定めていることにあります。

ただ、当の女子高生へのアンケートによると、「価格」や「個性の表現」という面で半数以上が不満を感じているものの、2/3以上が「色」や「デザイン」を気に入っていて、「通学靴に指定や規定が無くてもローファーを履きたい」と答えています。

以上、一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集「高等学校における通学靴に関する規定と女子高校生の意識」より要約・抜粋

一方で、初めてローファーを履く、革靴に慣れていない入学間もない頃は、必ずと言っても言い過ぎでない割合で踵の靴擦れや足指のマメ、血豆などに悩まされます。

また、靴紐などで甲や履き口を押さえることのできないローファーですから、サイズが大き目だと「脱げそう」「靴擦れ」「足裏が痛くなる」、小さめサイズを履くと途端に「足の指が痛くなる」「マメが出来る」…。人によっては、これらの我慢が卒業するまで続く人も…

 

ローファーは足が痛くてあたりまえ

ローファーに代表される、靴ひもが無く気楽に脱いだり履いたりできるスリッポン(スリップ・オン・シューズ)は、およそ1世紀ほど前にイギリス王室の室内靴としてデザインされたことに始まります。出典:Wikipedia「ローファー」

靴という履物の歴史が長い欧州では、ドライブや近所へのワンマイルウェアとして、歩く時間や距離が僅かな場合のための履物と受け止められていて、通学や通勤で履く人は皆無、日本人の履物で例えるなら「つっかけ」の扱いでしょうか。(ローファーは英語で書くと「loafer」で、直訳すると「怠け者」です。)

本来は1サイズ以内程度の小さ目を買い求め、クリームなども用いて硬い革を鞣しながら月日をかけて履き慣らし、革を伸ばしてやることでローファー自体を自身の足に合わせ、さらに、厚手の靴下を履くことで革の弾力を利用して足に靴をフィットさせるようにして履きます。

ローファーを快適に履くために女子中高生がそんな手間暇をかけることができる訳も無く、一般の保護者はもちろん、ローファーを履くことを規定・指導している教育側の方々も「ローファーは足に合わせるもの」なんてことを知る由もありません。

そもそも、脱ぎ履きしやすいように作られている、履き口が広く締まりがないローファーですから「脱げそう」になるのは当然で、硬く分厚い革で作られていますから踵がパカパカして「靴擦れ」したり、足が前滑りして親指や小指が硬い靴に擦れて「マメ」や「タコ」ができる、酷い場合は靴先に指先などが「擦り剝ける」「血マメ」が出来てしまうことも。

制服女子中高生の通学靴の定番「ローファー」は、足に合わない、足が痛くてあたりまえの履物、そのうち慣れる…はずはありません。

 

ローファーが足と身体を悪くする

思春期の女子中高生は成長期の真っただ中。骨や関節が固まり切っていない女子中高生が、日常の多くの時間をローファーを履いて歩くことで、外反母趾に代表される足形の変形ほか、将来の健康への影響が心配されます。
 

足にかかる負荷と衝撃

靴底が硬く、スニーカーのようなクッション性を全く感じられないローファー。硬く厚みの無い靴底は足を痛めつけ、在学中に、あるいはそう遠くない将来に足のトラブルを抱えてしまう可能性が大いにあります。

友達と会話しながら、スマホを見ながら、試験前なら復習しながら、重い部活道具を背負って、これらの状態で歩いている時は前のめりの姿勢になりがちで、前荷重になっていることから、足指の付け根あたりの前足部に大きな負荷がかかってしまいます。

足指の付け根あたりへの大きな負担は、ジンジンと痺れるような痛みを感じる中足骨骨頭痛を患ってしまったり、足裏の腱や筋を痛めてしまうことで足幅が広がってしまう開張足へと繋がり、足幅が広くなることで外反母趾や内反小趾など、将来の足形の変形へと直結して行きます。

また、成人と比べて走るシーンも多い女子中高生です。クッション性が皆無なヒールからは体重の2倍近い衝撃が踵へダイレクトに伝わってしまいます。

踵への衝撃は足が内側に捻じれて倒れることで土踏まずが潰れて吸収します。この動き自体は正常なのですが、靴の踵の作りが脆弱、あるいは踵を踏んでしまって潰れている、サイズが大き目、前滑りして、などの理由で足と靴の踵がしっかりフィットできないローファーを履き続けている場合、踵への衝撃を逃すべく、負荷の無い状態でも踵の骨が外側に倒れたままの状態になり易く、結果的に外反扁平足へ繋がる可能性もあります。
   

靴の中で足が滑る

履き口が広く締まりがないローファーを履いて歩いている最中、靴の中では足が前後左右に滑りっぱなしです。一歩踏み出す度に滑って進む力が逃げてしまうことを足と脚の筋肉を無駄に使い、力を込めることで補って歩いているため疲れます。

雨でも降ろうものなら、靴底にスニーカーのような滑り止めのためのグルーヴ(溝)の無いローファーでは、濡れた道路やツルツルの廊下などで、無意識に力いっぱい踏みしめて、踏ん張って歩くことを強要されます。

また、靴の中で前滑りしてしまうことで指先が靴の先に閊えたり、擦れて小指の側面上あたりなどにマメができる、親指の側面や付け根あたりにタコができるなどし、それらの痛みを感じてしまうことを無意識に嫌ってペタペタ、ズルズルと歩く癖がつきます。

さらに、このスリッパを履いて歩く感覚と似ている「靴の中で足が滑る」状態から、滑らないようにと無意識のうちに足指で靴底をグッと掴むようになります。靴底を掴み締めて歩く癖は、在学中、あるいは近い将来に屈み指(ハンマートゥ)になってしまう、場合によっては足底筋膜炎(足底腱膜炎)を患う可能性が高まります。

また、足裏の筋肉の緊張は、足~ふくらはぎ~お尻~背中~肩~首と身体の裏側を腱と筋で続く各部の緊張を生みます。若く筋力も体力も十分な女子中高生は、無駄に力を込めて歩いていたとしても特別に疲れを感じることもありませんが、ペタペタ、ズルズルと歩く癖と合わせ、将来は少し長く歩くと疲れる、疲れやすい、少し遠い将来では慢性的な腰痛や肩こりを感じるようになる可能性を秘めています。
 

身体バランスが崩れる

クッション性の無い靴底が前足部の腱や筋に大きな負担をかける、踵の外反も可能性が高く、足が滑るために足指が力を込めて靴を握りしめている…

これらは足指や足形の変形が進んでしまう原因そのもので、身体を支える土台とも言える足と足指が上手く使えないことからふらつきが生じ、自然にリラックスして立つ、歩くことが難しくなります。膝や腰などで常にバランスを取っている状態から筋肉の緊張状態が続くため、身体全体が固くなりやすく、疲労の回復が遅くなる、疲れやすい体質へと繋がります。

左右にふらつく感覚からつま先をハの字に開いて歩くようになりやすく、膝が開いてO脚の進行へと繋がり、さらにふらつき感が大きくなるにつれて歩隔(歩く時の左右の足の間隔)が広くなり、時おり見かける高齢の方が手押し車を押しながらのひどいO脚歩き、将来あの独特の歩き方へと進んでしまうかも知れません。

 

ローファーを快適に履く方法

成長期に足に合わないローファーを履き続けるだけで起こってしまう、または将来心配な足と身体の様々な足と身体のトラブル。

だからと言って通学靴がローファーでなければならないのであれば、少しでも快適に履くことを考える以外にありません。女子中高生はローファーを履きたいんですもの、尚更です。

初めてローファーを履く方、ローファーの上手な買い方と慣らし方、痛みなどの悩みの予防や調整方法についてなどを参考に、ローファーを快適に履きましょ♪
 

信頼できる靴屋で買い求める

恐らくこれまで足のサイズ(足長)やワイズ(足囲・足幅)を測ったことが無い、または測ったことがあっても成長していて以前と変わっているでしょう。大きすぎ、小さすぎはトラブルに直結します。

先ずは正確な足のサイズとワイズを知ることが大切です。大抵の靴屋さんでは数分・無料で測っていただけますし、初めて履く通学靴であることと合わせてカラーや形状の好みなどを伝えれば、最適なサイズ・ワイズの素敵なローファーをいくつか選んで試し履きさせていただけるはずです。

試し履きすることで最低限「くるぶしが当たって痛い」は回避できますし、踵のパカパカ、指のつっかえなどを確認するための試し履きのポイントや、足のつま先の形に合ったトゥデザインなど、靴選びは靴屋さんに全力で頼って大丈夫です。足に合うローファーを選ぶことがとても難しいことを信頼できる靴屋さんは良く知っています。

靴の試し履きは足が浮腫む夕方が良いなどと言いますが、足の調子なんて毎日違いますから気にする必要はありません。時間をかけて対応いただくことになるでしょうから、靴屋さんがヒマそうな時間帯、平日の遅めの午後が良いかもしれません。

予算の兼ね合いもあるかとは思いますが、最初のローファーは履くほどに足に馴染む革製品を選ぶべきです。時々クリームを塗ってやる程度の手入れだけでも合成皮革のものより長持ちします。

学校からメーカーやモデルを指定している場合でも、厚かましく相談してみても良いかも知れません(別の普段履きか何かを購入すれば、気持ちよく応対していただけると思います)。
 

少し前から履き慣らす

ローファーに限ったことでなく、新品で硬い靴、しかも今まで履いてきたスニーカーなどとは全く違う履き心地の革靴なのですから、革靴に慣れていない、入学間もない頃の足のトラブルは避けられません。

新入学で、または進級や転入などでローファーを履く事が決まっている、自身が好んでローファーを履きたいのであれば、入学が決まったらすぐ、できるなら2カ月程度以上前に購入したいものです。

そして、最初は数分程度から、先ずは革靴という物の履き心地を感じるところから慣らし始めます。実際に登校する1~2週間前までの間に少しづつ距離や時間を長く歩くようにして、目立ったトラブルに出会うことなく靴が足に馴染んでくれば大成功。

擦れる、踵がパカパカなど、トラブルを起こす原因の兆候が表れたなら、ローファーを購入した靴屋さんを訪れて、解決のアドバイスをして貰っても良いでしょう。場合によっては工具で革を大きく伸ばしたり、叩いて柔らかくするなんてこともして頂けるかも知れません(工賃は一般的には有料です)。

ローファーを勧めてくれた靴屋さんで、日常の手入れはもちろん、初期の硬い革を柔らかく、足にフィットさせやすくする目的での使用も兼ねて靴クリームを合わせて購入するのもお勧めです。
 

100均グッズは一時しのぎとしては有効

足の何処かに何らかの痛みを感じるようになってしまった場合、痛みをそれなりに緩和、解消を目的に100均の商品で対応することは間違いではありません。

つま先が当たる擦れるを緩和するために「つま先パッド」、踵のパカパカを解消できる「ヒールパッド」、足指の付け根あたりに感じる足裏の痛みを和らげるための「足裏保護パッド」、若くして既に外反母趾を患ってしまっている方には「親指保護パッド」や「外反母趾パッド」などがある程度有効です。

但し、痛みを感じさせる原因そのものを解消しなければ、いつまでたってもそのローファーは痛いまま。長持ちしない100均グッズを延々と買い続けることになります。
 

インソールは効果あり

ローファーで足や足指に起こるトラブルは、大抵靴が大きいことに原因があります。「擦れる」「当たる」からと、大き目のサイズやワイズのローファーを選んでしまっていませんか?

先に記したように、ローファーはサイズ・ワイズともにやや小さ目の物を履き慣らして足に合わせ、厚手の靴下を履いて革の弾力を利用してフィットさせる履物。そうすることで靴の中で足が滑らない、動かないため擦れませんし、当たらなくなります。

今履いているローファーのフィット感を上げる、靴の中で足が動かないようにするには、インソール(中敷)を挿入することが有効です。100円ショップの商品でもある程度の効果の持続が期待できます。

ポイントは、インソールを入れるとローファーの甲部分に圧迫感を感じる位の厚さがあること、比較的クッション性の無いもの、表面が滑りにくい感じなインソールであること、の3点。

甲への圧迫が足をある程度固定します。圧迫感は歩いている、立っている時には感じません。クッション性に富んだインソールだと体重で沈んでしまうので圧迫が足りず、表面の素材が足当たりの良いものの場合のいずれも足を固定するには不向きです。

インソールは時々出してみて、足指の形が付いてきたら替え時。擦れて表面素材がボロボロになっていたらもう少し分厚いものに買い替え、厚さが足りないからと言ってインソールを2枚、二重にするのは禁物、2枚目のインソールが滑って動くので効果が得難くなります。

 

足の疾患にはオーダーメイドの中敷が最適

当店は足の疾患、足形や足指の変形の改善、またはそれらが原因での痛みや身体バランスの改善に有効なオーダーメイドインソールの専門店。

ローファーが原因なのか否かは別として、外反母趾に代表される足形の変形や、扁平足などに悩んでいる女子中高生とお母さんの、母子連れでのご来店は以外と多く、場合によっては通学靴にあわせたオーダーメイドの中敷を作成、ご購入いただくことがあります。

擦れたり当たったりして痛いだけなら、100円のインソールでも一定の効果は得られますし、オーダーメイドインソールは新しいローファーを購入するのと同等程度以上の価格(標準1足15,400円)ですので、痛いだけなら靴の新調をお勧めしますが、逆に足形の変形や扁平足そのもの、またはそれらが原因での痛みなどのトラブル解決には、最も長い時間を履いている通学靴にオーダーメイドのインソールを挿入することが最適であるとも言えます。

ひとり一人それぞれ違う足裏の凹凸に完全にフィットすること、抗菌の滑りにくい表面素材と相まって靴の中で足が滑りにくくなることで、結果的に履きにくい、合わせにくい革靴の代表格ともいえるローファーが、歩きやすく快適な靴になります。

 

測定・相談は無料♪お気軽にご来店ください。

残念ながら当店では足の健康に悪い影響を与えてしまうことも多いローファーの取り扱い、販売は致しておりませんが、靴の購入が目的ではない方でも、ローファーをお履きの方であっても、足の各サイズの測定や、足と靴に関するお悩みについてのご相談は無料でさせていただいております。

グッズで誤魔化し続けるべきか、ローファーを新調するべきか、はたまたオーダーメイドインソールを入れた方が良いのか…ここまで読んでどうするのが一番良いのか分からなくなってしまった方も含め、お履きのローファーを持ってお気軽にご来店ください。

足形の変形や足に疾患が見られる方も、成長期の女子中高生ならオーダーメイドインソールなんて無くても、靴さえ正しく履いていれば、案外自然に解消することも多々あります。でも、一番ダメなのは「そのうち履きなれて楽になる」「成長期だから足の形もそのうち治る」と、放置してしまうことですよ。

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