すねの内側が痛い…シンスプリント

走ったり、ジャンプしたりした時、運動中や終わった後に、すねの内側やふくらはぎの筋肉に痛みを感じたり、腫れたりすることはありませんか?

その症状は、「シンスプリント」と言うスポーツ障害(過労性障害)です。

すねの内側の中央からくるぶしの上あたりに痛みや痺れを感じるシンスプリント
すねの内側の中央からくるぶしの上あたりに痛みや痺れを感じるシンスプリント

すねの内側の痛み

運動中や運動の後、すねの内側の中央からくるぶしの上あたりがズキズキと痛む、または、痺れなどを感じる症状を「シンスプリント(脛骨疲労性骨膜炎)」と言います。

下腿の筋肉が過度に繰り返し収縮することで、すねの骨に付いている骨膜(筋肉)が疲労し、炎症を起こしているため痛みを感じます。

陸上選手や高負荷のランニングで発症することが多いシンスプリント。走る、ジャンプ、ステップを切るなど、下腿を酷使する機会の多いサッカーやバスケットボール、ラグビーなど、ダッシュや急な切り返しの動きが多い球技、エアロビクスや負荷の高いダンスなどのプレイヤーにも見られるスポーツ障害(過労性障害)です。

例えば、新入部員の多くが経験する基礎体力作りのためのランニング。高いレベルのプレー。それまでの運動経験と比べ、負荷の高い動作が続くことで発症するケースも多く、新入部員の2~5割が経験するとも言われることから「初心者病」または「素人病」などと呼ばれたりもします。

 

すねの内側の痛みを区別

シンスプリントは、誰にでも起こり得る過労性の疾患です。初心者病などと侮っていると慢性化してしま可能性がある。パフォーマンスが上がらない原因にもなりかねません。

シンスプリントは、症状や状態から以下のように区別されます。初期のうちは運動の負荷を減らす、痛みが強い場合も安静にしていれば回復します。

初期(回復・復帰:1~2週間)
運動の後、すねの内側くるぶしの上あたりの広い範囲がズキスギと痛む。ジーンと痺れる、重ダルく感じる、腫れて熱を持っている感じなどの症状も。
中期(回復・復帰:2~4週間)
運動の最中、特にダッシュやジャンプの蹴り出し時に痛みを感じるようになる。すねの内側を押すとやや強い痛みを感じる。
後期(回復・復帰:2~3ヶ月)
グッと踏み込む動きで強い痛みを感じる。運動をしていない、日常の何もしていない状態でも痛みを感じ、歩行が困難な程に痛む。
脛骨疲労骨折との見分け方

これらシンスプリントの症状は、脛骨疲労骨折と似ています。

シンスプリントは炎症による痛み。10~15cm程度の比較的広い範囲で痛みを感じます。また、多くの場合は両足に同じ症状が出ます。

一方、疲労骨折の場合は局所的(5cm程度の範囲)に痛みを感じます。また、両足に症状が出ることは稀なのも特徴。さらに、痛みを感じるのは、多くの場合はすねの内側の脛のすぐ下あたり。

これらの症状を比較して、シンスプリントと脛骨疲労骨折を見分けることができます。

シンスプリントは再発を繰り返すケースが多い疾患

回復しないうちに運動を続けると慢性化する危険性があります。中期、または、脛骨疲労骨折へと移行してしまう可能性も決して低くはありません。

さらに無理を続けると、膝の内側が痛くなる鵞足炎や膝の外側が痛くなる腸脛靱帯炎(通称ランナー膝)を併発して重症化する可能性すらあります。

痛みを我慢して運動を続けるべきではないのはもちろん、予防に努めることが重要です。

疲労骨折が疑わしい場合は整形外科を訪れることをお勧めします。すねに痛みを感じる疾患は、他に、後脛骨筋腱が部分断裂する「PTTD(後脛骨筋腱機能不全)」、足の血管の動脈が狭くなり血流が悪くなる「閉塞性動脈硬化症」、腰の背骨の脊柱管が加齢などにより狭くなり血管を圧迫する「腰部脊柱管狭窄症」などがあります。いずれも痺れ、歩行障害などを伴います。運動をした覚えもなく、脛に痛みや痺れを感じる場合は、できるだけ早目に整形外科を訪れることをお勧めします。

 

シンスプリントを患う原因

ランニングやジャンプなどの動作を反復することで、すねの内側の骨に刺激が加わる、足で地面を蹴る事が脛骨(すねの骨)の内側に付着しているヒラメ筋や長趾屈筋・後脛骨腱筋が脛骨を引っ張り続ける、これらの動きから骨膜炎が発生すると考えられています。

シンスプリントを引き起こす主な要因は
運動量と負荷
長時間の運動、急激な運動量の増加、ランニングやプレー中の急激なスピード変化や切り返し
筋肉・関節などの柔軟性
足首と下腿が硬い、または可動域が狭い(患部周辺の筋肉を引っ張ることに繋がり、負担が増える)
足(脚)の形態異常
足の内側縦アーチの低下(扁平足)、O脚、回内足、オーバープロネーション(過回内)
クッション性の低い靴、内側または外側がすり減った靴、踵の柔らかい靴
環境
舗装道路のランニング、硬いグラウンドでのプレー

急激に運動量が増加する、または運動量や時間などの内容が過多なことで発症する以外に、O脚・回内足・扁平足など身体の形態に異常が見られる人や股・膝・足関節の柔軟性が低い人に発症し易く、硬い路面や薄く硬いシューズで走ることも悪い影響を与えます。

 

シンスプリントの予防

シンスプリントを患う前に予防、中期以降への進行、再発を防ぎたいものです。

部活動などの場合、運動量や負荷など、自身で選べないのは仕方ありません。

ただ、筋肉・関節の柔軟性を上げることはすぐにでも実践できます。指示や指導を待つのではなく、運動前後のストレッチを習慣付けたいものです。

足と靴については、因果関係をもう少し詳しく理解する必要があります。

後脛骨筋腱の疲労を防ぐ

シンスプリントは、足裏の土踏まず・内側縦アーチの状態と密接な関係があります。

足の内側縦アーチは、足の裏の筋肉(足底筋)の働きだけではなく、膝裏からすねの内側を通って足裏の土踏まずへと繋がる「後脛骨筋腱」によって引き上げられています。

走る、ジャンプするといった動作の衝撃は、土踏まずが潰れることで吸収しています。その動きが後脛骨筋腱を引っ張り続けるため、付着しているすねの内側部分への負担が過多となり、炎症を起こす=シンスプリントを発症させます。

足の裏の筋肉が弱い扁平足、踵の骨がハの字に倒れてしまっている回内足の場合、元々後脛骨筋腱が伸びてしまっている、弱っていることが多く、また、両ひざの間が空いているO脚、あるいは、外側または内側が大きくすり減った靴のを履いている場合は、過度に土踏まずが内側へ倒れるオーバープロネーション(過剰回内)を起こすことで後脛骨筋腱をより強く引っ張ってしまいます。

クッション性の低い靴は、土踏まずへの負担が大きくなります。また、踵の柔らかい靴では、土踏まずが内側へ倒れるオーバープロネーションの動きを防ぐことができません。

 

つまり、シンスプリントを予防する、現状の痛みを和らげる、再発を防止するためには、土踏まずの動きをサポートするインソールと、クッション性が高い靴、さらに、靴はヒールカウンターとシャンクがしっかりしていることが重要なのです。

シンスプリント対策

足の内側縦アーチを支える後脛骨筋腱のトラブル、すねの内側が痛むシンスプリント。

適したシューズ、スパイクに合わせ、市販のインソールで足裏の土踏まずをサポートすれば、痛みの緩和、再発の予防にある程度の期待が持てます。

ただ、足はひとり一人、左右でさえも異なります。症状も個々それぞれです。既製品インソールがベストマッチするはずはありません。

シダス(SIDAS)の各種目的別オーダーメイドインソール(カスタムインソール)なら、かかと部を包み込むヒールカップ形状とクッション材が衝撃を吸収。足の骨格構造を整え、内側縦アーチの下支えが後脛骨筋腱の本来の動きを取り戻します。

さらに、各種競技に最適な瞬発力、反発性、グリップ力、シューズとのフィット性が向上。

パフォーマンスUPとシンスプリント対策の、どちらも十分な効果が期待できます。

シューズ・スパイクをご持参ください。

最初に、シンスプリントほか、足や脚のトラブルをヒアリング。

専用機器を用い、足の内側縦アーチの状況、O脚や回内足などを測定。

トラブルの解消とパフォーマンスUPを両立する各種オーダーメイドインソールの作成、試し履きまで、ヒアリングから最短およそ30分。

強化部材等を含めて15,400~17,600円、ご来店当日から使用できます。

インソールを挿入したいシューズ・スパイクを持って、お気軽にご来店ください。

お気軽にお問い合わせください。052-228-961210:00-18:00 [ 火曜、第1・2・3水曜定休 ]

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資料:日本整形外科医学会 スボーツ損傷シリーズ「シンスプリント」、MSDマニュアル スポーツ損傷「シンスプリント」